全く唐突なのだけど、ロカイユに興じてみたくなった。ファベルジェのイースターエッグだの、渦だの、ライプニッツのアゲハな鬘の髪型だの、訳の解らぬ流線型だのを見ている内に、構築的な仕事の有り様が変っていきそうな予感。一つは既に7月に着手していた。それどころか、暫く未完成のまま弄くり続けた海神を描いた絵の続きがあった。
グロッタだからといって構築的でない筈もなく、それは計算し尽くされた波動の筈で、帰結をしっかり組織化してデザインせねばならない。下手をすると絵柄がガラリと変っていってしまいそうだが、恐らくこれが倦怠の解消となるであろう。倮て発表に価するものになるかどうだか...。