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近年発見された、乃至存在を知られていてはいたが、永きに渡って検証を経た後レオナルド・ダ・ヴィンチの真作であるやに喧伝されているアイルワースのモナ・リザ、「美しき姫君」、その他諸々、全て真作ではない。
科学でも、論理でもなく、直観像で語るしかないのが、残念なところだが、さして感動も与えない劣化した作品がダ・ヴィンチの作品の列に加えられようとも、それは鑑賞者としても、単に絵を描く同業者としても少しも嬉しくない。ただそれだけ。 贔屓の引き倒しという言葉があるが、ファン心理というのも曲者で、当人以上に思い入れを深くし過ぎた挙句、フーリガンだの、オウンゴールで負けた選手を銃撃したりする過激なサッカーファンと同様なことしか起き得ない。 この世の誰も彼もが思わねばならぬこと、それはレオナルド・ダ・ヴィンチにどれほど恋い焦がれようとも、遥か昔に物故した赤の他人様だということ。それでも単なる理想化の方が、愚かではあってもまだしもで、事はもっと形而下的なダ・ヴィンチ商売が、専門家、またその取り巻き、業者、無関係な骨董屋や零細画商に至る迄,何かないか、何かないか、と己の財布に結びつけたいだけ、という次第。その証拠に何時だってネタはスイスの地下金庫から出て来るのだから。よって、マントバ候妃イザベラ・デステの彩色画など一目見ただけで愚作以外のなにものでもない。これを真作だなんて、レオナルド学の第一人者カルロ・ペドレッティ、耄碌の極みですな...。 という訳で、少なくともレオナルド・ダ・ヴィンチが関った二枚も同じ絵がある『岩窟の聖母』だけ、孰れにしても集団製作、工房作はかくあったと安心して鑑ておればいいのです。嗚呼、久々にルーブルに行ってこよ。
by shojitanaka
| 2013-10-09 21:42
| essey
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