「あなたの頭蓋骨はだいぶ痛んでますね、いったい、どう使ったんですか酷い状態です 。」とレントゲン写真を示しながら女医が言う。
「どうもこうも、ただただ、普通に生きてきただけですが...」と私。
「いっそ全部取り替えてしまいましょう!」と女医。
「え?! そんなことしたら死んじゃいますよ!」と激しく抵抗する私。
「今の医学はとても進んでいるのです。全く心配いりません。3Dプリンターをご存知 でしょう? 直接あなたの頭の中に、新しい頭蓋骨をプリントするのです。直ぐ済みま す。序でに脳も駄目な箇所があるので、治しときましょうね」。
「まあ、ドリルで頭に穴を開けられるよりいいか」と私はひとりごちた。
そして、その場で直ぐに、私は眠らされてしまったのだった。という夢のような話。