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私にとって、常に不可解なユニーク極まりない人物が二人居る。一人は天才を絵に描いたような小説家三島由紀夫 Yukio Mishimaであり、いま一人はハメルンの笛吹何処へ?な行状の、詩人アンドレ・ブルトンAndré Bretonである。その謎が私の理解を遥かに超えているので、彼らと私との共通点は偶々この世に生を享け、生きていたらしいということのみ。まるでファーブル昆虫記を読む如く、彼らの伝記や逸話、噂話、評判を聞くにつけ、彼らを図鑑のように布置して了解したくも、何時も質的に突飛な姿をしていて(このユニークさは、精神の傾きを言ったもので、サルヴァドル・ダリ Salvador Dalí などは見かけ通り分かり易す過ぎるというもの)、全く歯が立たないのである。そして彼らの属は何かというに、詩人でありながら、最高の詩形式を見い出し得なかったが故に、最も完成されきった存在の詩人、否、非在の詩の詩人に思える点。
感傷(ル・サンチマン)は、余り褒められぬ詩の情趣であるが、存在の哀れとは、泣いて生まれて、泣き止んで死ぬか、はたまた泣きっぱなしで死んでいくのかの差位いしかないので、多少のことはいいように思ってしまう、凡人の私には、彼らが目指し、遺していった韻文や散文の見事に完成仕切ったかに見える未完成品の数々も、謎の産物に見えるということ。 という訳で「空蝉」を探し求めて、不連続的に彼らの映像を検索する。今回は珍かなカラーのアンドレ・ブルトンAndré Breton像。戦中のヒトラーでさえカラー動画があるので、前々からあるに違いないと思ってはいたが、矢張りありました。 ▲
by shojitanaka
| 2015-07-31 09:29
| essey
![]() さて、覗き覗かれ共犯関係を云々したくてクロソウスキー Pierre Klossowskiを出汁(だし)にしてしまったのでした。実録『幻獣展』記念写真? 最近、出品作家なのに、会場にちっとも居ないじゃないの!との誹りを免れんと、久々の偉そうな顔の露出です。客観的に見ても、被写体になると、如何にも怪しい悪役専門役者の如く写っているので、諦めの境地。 会場写真では、せっせと働いているのに、胡座(あぐら)をかいて酒盛りしてる奴、な感じの写り方ばかりしてるので、階下のCaféの写真を。 最終日に搬出に行ったら、遅刻したせいか誰も居らず、何故か画家で人形作家の木村龍Ryu Kimura氏とお仲間が待ってました。仕方ないので、 Zaroffオーナーの石井氏とも記念写真。 ![]() ▲
by shojitanaka
| 2015-07-31 07:17
| essey
『ロベルトは今夜』 -Rpberte ce soir-のプライベートフィルム出演以降、やたら本人映像の露出を好んだピエール・クロソウスキー Pierre Klossowskiであったが、自身の展覧会そのものを取り込んでシミュラクラし、剰えアトリエまで写しているのが面白い。瀧口修造 Shuzo Takiguchiの「創造の現場」を垣間見んとのスタンスは、そのままアンドレ・ブルトンAndré Bretonの文人的奥ゆかしさと、主義にもとずく大胆露出(破廉恥)と踵を接する。クロソウスキーのアトリエは想像を裏切らず詰まらない。色取り取りの色鉛筆が無造作に空き缶に林立しているだけだ。
そもそもアトリエ訪問のドキュメンタリーなどは、観客の覗き趣味を満足させるだけの代物。無論、私はそうした覗き趣味を全肯定する。そして、そこに強度の審美主義が働いていることで、極めて高度な見えない何かが胚胎していると察するのみである。 ▲
by shojitanaka
| 2015-07-30 08:07
| essey
こういう映像を掲げると、だれもが『テクストの快楽』Le Plaisir du texte に就いて、小難しいことを語るのだと思われるだろう。全く違うのである。私が示したいのは『喫煙の快楽』Le Plaisir de fumer なのだ。見よ!この見事なチェーンスモークを。 私は懐かしむ。まだ子供の時分に、怪獣映画の映写機の光線の束の中に、大人の男達が燻らす紫煙が混じって、濛々としていたニューシネマパラダイスを。恐らく私は、万事保守主義の小市民なので、時代のプレッシャーに容易く崩折れ、また、健康大事な臆病者なので、禁煙するだろう。だとしても、煙草を愛し続けるだろう。気持ちだけ反時代。そして、今はまだ間接喫煙「人殺し」の仲間である。人によっては、テロリスト同断の扱いである。 小難しいかどうかは知らぬが、三島由紀夫 Yukio Mishimaのコントで、子供が煙草を吸いまくる『仲間』を、高校一年生の時、全篇筆写する程偏愛したのを、今し方、ありありと思い出した。今は鬼籍の私の父は、子供の私を、煙草屋に「ピース(平和)」だの「ホープ(希望)」だの、素敵な名前の強い煙草を散々買いに走らせた癖に(何時もハトロン紙に包まれたワンカートンだった)、病が元で禁煙すると、煙を吐く私に「臭い!煙い!!あっちへ行け!!」と何時も怒鳴りまくっていた。今の私の歳(還暦真近)には、とっくに非喫煙者になっていたのである。 次回の映像は、チェーンスモークしながら怒鳴り捲るあの画家の予定。 ▲
by shojitanaka
| 2015-07-28 09:56
| essey
![]() 幻獣展 Exhibition Fantastic Beast 2015 「西欧中世以来、宮廷では珍奇な動物、畸形者、不思議な品々が世界中から蒐集された。それが博物学の母体となり、方や動物園や植物園へと発展し、それぞれの学となった。<想像を絶するものが見たい>という欲望は、今やUMA(未確認動物)の探求となり、空想動物学と踵を接している。「人は見た事がないものは想像出来ない」というが、『幻獣』は、見てはならぬものや、エロスや神話のアイテムとして、永遠に想像の自由を保証し続けるだろう。何故なら、虚々実々を愛する人間自身が、『幻獣』そのものであるかも知れないのだから。 『幻獣』を愛する8人のアンソリット(奇想)を何卒ご高覧下さい。」 大森伸樹 クレ イズ 古賀郁 田中章滋 ポオ エ ヤヨ レオ澤鬼 村田らむ アンドリュー・ジョーンズ 2015年7月19日(日)~7月28日(火) 12:00~20:00(水曜定休・最終日19:00まで) ギャラリー・珈琲Zaroff(ザロフ) 〒104-0061 東京都渋谷区初台 1-11-9五差路 tel.03-6322-9032 ![]() ▲
by shojitanaka
| 2015-07-10 00:12
| exposition
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